ウエスト・オアフの新交通システム

2008年9月の記事より

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海外LRTニュース・ひろい読みによると

2008年3月下旬に下院で運輸インフラ委員会(Transportation and Infrastructure
Committee)の議長をつとめる連邦議員が,ハワイ州を訪れました.
オアフ島では,高架の大量輸送機関が計画されている,島西部のカポレイ
(Kapolei)地区から,真珠湾を半周してホノルルのダウンタウンを経て,
ショッピングセンターでも知られるアラモアナ(Ala Moana)まで,計画
ルートに沿ってラッシュ時にヘリコプターで上空から視察したそうです.

その時の光景は,連邦政府が補助金を出そうとする全米中の計画の中で,
ホノルルのものは優先度が高いと,議員に印象付けるに十分だったよう
です.背後に山が迫る島という立地条件で,これ以上は一車線たりとも
ハイウェイを拡張できず,ラッシュ時には自動車が文字通り数珠つなぎに
なっていることを目の当たりにしたからです.

ワシントンDC郊外のダレス国際空港へのメトロレール延長計画よりも,
ホノルルの計画は優先順位は高いと聞いた市長は,喜んだそうです.
市議会から鉄道案への絞込みを拒まれ,依然としてバスか鉄道かが決定
できないことや,鉄道方式では予算超過が間違いないとか,ハワイ大学の
教授らが発表した研究結果でも,鉄道より安く効率のあがる方法がある
などと,連日のように新聞で報道され続けてきましたので,連邦からの
補助金が間近に見えてきたことは,救いになりそうです.

http://starbulletin.com/2008/03/28/news/story01.html

一方,大渋滞のハイウェイを少しでも緩和するべく,とは言っても焼け
石に水という程度にしかなりませんが,ホノルル市では真珠湾の入り口を
ショートカットする渡し舟の運行を昨年9月から行っています.

ザ・ボート(TheBoat)と名づけられた船は,一年間の試験運行の色合いが
強かったのですが,ダイヤの見直しを図り,連邦からの補助金がなくなる
9月以降も地方から資金を賄い,2009年10月まで運航できる体制を整える
との発表がありました.

ザ・ボート(TheBoat)には,149人乗りの双胴船が使われます.
西オアフのカラエロア(Kalaeloa)地区バーバース・ポイント港(Barbers
Point harbor)と,ワイキキにも近く,観光客用ツアーバス等も発着する
アロハタワー(Aloha Tower)とを,途中ホノルル国際空港の沖合いや,
真珠湾の入り口近くを通り,1時間弱で結びます.

http://www.trytheboat.com/